真備町にて

豪雨によって一定方向になぎ倒されている木々

 

アルミ工場の爆発によって破壊された工場

 

中学校の校庭に高く山積みされた災害ゴミ

 

ゴールの見えない自衛隊によるゴミの片付作業

 

猛暑の中での人力作業

 

いつもの生活はそこにはありません。

 

炎天下に崩れた土砂をスコップで削り、目に汗がにじんでも、1円にもなりません。

 

腐敗した生ごみや泥まみれの棚、泥水に浸かってしまった軽自動車を一生懸命片付けても、誰も褒めてはくれません。

 

災害が起きるまでは、それは必要で捨てるようなものではなかったのに、一瞬でゴミになってしまいました。

 

新車も新築の家も新しい服も消費期限前のパンも。。。

 

人間がつくる豊さとは、何なんでしょうか。

 

当たり前の毎日が何のためにあるのか?

 

胸をつたって流れる大粒の汗は、何のためなのか?

 

このゴミの世界をキレイにする意味はあるのか?

 

生きてく意味を考えさせられる場所でした。

 

 

宜しければみなさんも、パソコンの電源を切って、会社を休んで、真備町でスコップを握ってみてはどうでしょうか。